なんと言っても私のベスト1は、No.57のホワイトティーシリーズ。そのパッケージは白く繊細で魅惑的。白茶は、緑茶・紅茶・黄茶・黒茶・青茶・白茶と6つに分類されるお茶の種類の1つ。高尚な香りと上品な味わい、その希少価値ゆえに、中国皇帝が愛飲し、古来よりとても大切に飲まれてきた貴重なお茶です。ホワイトティーの銀色にふわふわとした毛で覆われた新芽は、1つ1つ丁寧に手で摘まれます。愛飲家は、その美しい芽を“雲のように白く、夢のように緑なし、雪のように純粋で、蘭のように香る”と絶賛しています。年2回しか収穫されない白茶の生産量は、世界のお茶生産量の0.1%未満と極端に少なく、約8万枚の茶葉からたった450gしか出来ないそうです。世界の白茶の90%以上が中国・福建省産で、その生産技術はとても難しく、鮮度と高濃度ポリフェノールを保持するため、一葉とニ葉のみを摘み取り、数時間発酵させたら、すぐに火を入れ発酵を止め乾燥させるという、この製茶方法は経験豊富な熟練の技を持つ職人のみがすべて手作業で行うので、ホワイトティ-が芸術品といわれる由縁なのだとか。白茶はまた、お茶の中で最も優れた豊富な効能があるといわれ、古来から中国では「若返りの水」と伝えられ、不老不死が信じられて来たとのこと。