フランスで子ども向けの哲学絵本として誕生した「はじめての哲学」シリーズ。日本ではむしろ大人向けとして、この2冊が最初に同時刊行されました。すでに数々の賞を受賞し、世界19カ国で翻訳出版されています。哲学博士で教育者のオスカー・ブルニフィエの文とジャック・デプレのつぶらな瞳の不思議なCGイラストが、まっすぐに脳と心に語りかけて来るようです。日本では『小さな王子―新約 星の王子さま』の翻訳者である藤田尊潮の繊細で美しい言葉が添えられています。パリで起きた悲しい事件の後だからこそ、また扉を開きたくなりました。違った考えがあることを認めること、正義や幸せの形も一つでないことを改めて考えさせられます。このシリーズを手がけられた編集者の方のインタビューもサイトで紹介されていますのでご一読されてはと思います。起こるべくして起きたのなら、今一番必要なことは立ち止まって”考える”ことが誰にも同様に科せられているということなのでは?哲学絵本、今こそ贈りたいと感じました。
http://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=82543
http://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=82544
http://www.ehonnavi.net/specialcontents/interview/20120531/
<はじめての哲学「愛すること」「生きる意味」世界文化社>
可愛く深いとぼけた賢さ
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11月
2015
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