2008年から毎夏、千駄ヶ谷のSHIZENでガラス展を開いている久保裕子さんとご主人でもある津坂陽介さん。2010年富山に開いたお二人の工房は日の出ガラス工芸社。久保さんのこの一連の白い池の中をのぞくような作品を認識したのは2011年くらいでしょうか、そして2012年には、この桜の花びらを散らせた近い夏の到来を思わせる水面の下をスイスイと泳ぐ赤い金魚が印象的で、素敵なものを見つけた時、誰もがそうであるように、急に胸がドキドキして来たのを今でも覚えています。私も以前取材させていただいたことのある青山のうつわの店「楓」の姉妹店であるSHIZEN。どちらも暮らしに寄り添いながら、その暮らしを素敵なものに変えてくれる器が揃う。一貫した審美眼で集められた優れた作家ものに出会うことが出来るお店です。
http://shizenshop.exblog.jp/18053482/l
<石文鎮 春 小 ヒブナ(花びら付)7,350円 7.5×8×2.5>
金魚の石文鎮まだあるかな・・・
8月
2014
見いつけたっ!まあるい赤玉風鈴
丸~いものに弱い私ですが、数ある風鈴の中で、これはあまりに可愛く心に引っかかってしまい忘れがたくなりました。何か夏の風物的な絵柄を描きたくなるところでしょうが、いさぎよく真っ赤なだけという、また形もこれ以外には考えられないと思われる、おまんじゅうのようにポヨンと丸くて大きすぎず、ちょうど可愛らしい感じ。これを作ったのは江戸風鈴の老舗「篠原風鈴本舗」、そして短冊の部分には「かまわぬ」の手ぬぐい生地が使われています。それを扱っているのは、沖縄の雑貨店「そ」sso。涼しい音色で魔除けにもなる赤いガラスの風鈴、日本人って昔から粋で賢いなぁ~って感心しますね。季節・四季のある国で、普段から洒落た暮らしの送り方が身についていたんですよね。お中元に食べ物飲み物ももちろん嬉しいですが、こんなものも贈り贈られたいなと近頃思っています。
※現在、販売終了。
7月
2014
名残りの桜を手のひらに
自然の美を透明キューブの中へ閉じ込め、独自の世界観をそのプロダクトに込める、宙 Sola cube。 わずか4、5cm角内に浮かぶ小惑星。その植物は11種以上ある中で、ひときわ儚く美しく思えてしまうのは、やはり桜ソメイヨシノ。ひとつひとつ職人の手作りのため数量限定で再入荷しても、すぐに完売してしまう、この桜キューブ。実際の桜同様、今年も咲いたかと思うとほぼ1週間でその姿は目の前から消えて行ってしまいます。このキューブを手に入れられれば、あなたの卓上や手のひらで、いつまでも可憐に咲き続けてくれます。まさに時が止まったかのような美しさ。書斎のアクセサリーに、夢多きお子様の積み木としてセットで贈られることもあるそうです。
ウサギノネドコ
<宙 Sola cube 4cm角(ソメイヨシノ)>
※毎年の入荷予定&価格を要確認。
4月
2014
ありそうでなかったステップスツール
スツールに踏み台の機能をプラスした、ありそうでなかった便利なアイテム。しかも見た目もお洒落でお部屋のインテリアを邪魔しません。これは、コーディネートした時の調和や空気感をまず大事に考えて日常使いのモノたちを選び、アートと道具たちの融合を心がけ『成熟した住空間』を提案するmaturite(マチュリテ)の顧客の皆さんの多くの声に応え、リニューアルして再登場したオリジナルのステップスツールです。
一段目の踏み台を折りたたんでスツールに。合成皮革のステップ部とマットブラック仕上げのアームがシックなデザイン。軽い汚れはふき取るだけでOK。高いところの物をとる時、ちょっと腰かけたい時にも大活躍。暮らしに欠かせない生活用品にこだわるマチュリテ青山店は、2004年7月、青山通り沿いにオープンしました。主張しすぎず上品なデザインのリビングやクローゼット、エントランス、バス周りのものが並んでいて、私も大好きなインテリアショップです。
サイズ:W39.4×D49×H52cm /1段目H30cm(収納時:W39.5×D28×H52cm)
座面:W30×D21cm/1段目(小) W37×D24cm /2段目(大)
耐荷重:100kg
http://www.maturite.jp/sp/
<ステップスツール ブラック (MAT005)>※現在、取り扱いなし。
2月
2014
心躍るガラスのクリスマスオーナメント
家庭画報の誌面や帝国ホテルまた都内有名百貨店などにおいて空間装飾や内装デザインなどインテリア・ディスプレイからテーブル・コーディネート、ギフトのラッピングまで手がけ、高く貫かれた審美眼で世界中から選りすぐられたものとオリジナル家具などを20年以上提供し続けている
PUFF COLLECTION(パフコレクション)。その他とは一線を画す優雅さや豊かな暮らしに裏打ちされたゆるぎない世界観は甘露寺芳子さんならでは。どなたも、見かけては素敵~と眺め、憧れたことがあるのではないでしょうか?トータルでのコーディネーションの難しさは、やはり経験に因るところが大きいからだと私は思います。部分的に取り入れられたとしても、それを全体的に暮らしごとデザインできるセンスというものは、ごく選ばれた人にしか存在し得ない、想像以上にかけ離れた洗練性だと思います。外国製のガラスのオーナメントを初めて見た時の美しさに驚いたものですが、すぐにでも割れそうで、儚いからこそ綺麗で、惜しげもなくツリーにそれらが飾られていて、、、年を重ねて、何に正しく比重を置かなければいけないのか、この、とびきり美しいオーナメントを見て思う感覚を失わないようにしたいなとつくづく思うのでした。今年のクリスマスも素敵に輝いていることでしょう、その「大人の宝石箱」と言われる初台のショップを皆さんもどうぞ、訪れてみて下さい。
11月
2013
待ってました!この平急須 後手
やっと、心底欲しいと思える急須を見つけました!小さい頃から”お茶のみばあさん”とあだ名されるほど日本茶好きで、田舎の本家の怖がられていたおばあちゃんと何も知らない無邪気さで向かい合って座り、一口飲むごとに「あ~美味しい。」と半ば真似しながら育った私。
常にお気に入りの茶器はこれまで傍にいくつかありましたが、なかなか陶器、磁器、ガラスなどの素材に始まり色や柄、そして、なんといっても持ち手の形が問題で、完璧に納得できる形は何十年生きて来ても、また国内国外見て来ても想像以上に出逢えなくて、横手の白磁の波佐見焼きのものを2度も割られてしまい、同じものをまた買うべきか思案していて、特にこのところ洋風になり過ぎない後手のものがあればいいなと思っていたところに、いよいよ現れたこの東屋さんの平急須 後手!以前「東青山」を取材させていただいた時に中の茶漉しの目の細かさや、出っ張らず平らで、茶葉が充分に広がる大きさや、ちゃんとすり合わせしたお茶漏れのない蓋など、その優れた造りには感心していたので、ほんとに、待ってました!という後手で、形もゆったり優雅で素敵です。猿山修さんがデザインして大人気だったKaoruも可愛いフォルムでしたが、こちらが、より東洋な感じで、煎茶や中国茶をいただくには似合うなぁ~と眺めるたびに笑顔になります。急須といえば常滑焼き、その烏泥(うでい)の色といい、使うほどに育つ肌合い、窯元・高資陶苑の確かな仕事が生きています。詳しい商品説明は以下の2つのサイトをどうぞ。他にも気持ちのいい日用品が揃っています。特別なお歳暮には、お茶やお茶菓子だけでなく器を添えてもいいですね。
http://www.cotogoto.jp/item/541.html
http://www.scope.ne.jp/azmaya/chaki/
<東屋 平急須 後手 税抜6,000円>
10月
2013
叢は、いい顔した植物オンリー。
叢Qusamuraというサイトまたは、お店をもうご存知でしょうか?いえ、情報通や植物通なら、既に東京や広島、愛知などのセレクトショップやギャラリーで開催された展示で小田康平という名前やその手によって、本来の個性を生きる光を得た、他では見たこともないようなサボテンやなんともユニークな多肉植物たちに出会ったことがあるのでは?私はある陶芸家の作品を検索していて辿り着いたのですが。何故、今まで知らなかったんだろう、と口惜しくなったほど魅了され、ずーっと眺めたくなるような、不思議な植物たちがたくさん、しかもピッタリの鉢を着せられて最高に「いい顔」して並んでいる、いる。見事な世界観、素晴らしい道を切り開かれましたね。作品ひとつひとつが嬉しくて笑っているみたい。自分に、そして誰かにも贈りたくなる正真正銘の逸品ぞろいです!
http://qusamura.com/#home
7月
2013
心に響く深いまなざし
半年以上ご無沙汰をしておりましたが、その間パリに滞在したり、生まれ故郷の博多へ30年ぶりに帰るなど、また心から良いと思えるものに出会うまで、かなりの時間を要しました。そして久々に、これは凄い、と思えるものに、昔から大好きだった「けやき通り」にあるHEIS GALLERY(ヘイズギャラリー)で遭遇しました。この、儚げに横たわる女の子、ひと目でやられてしまいました。ちょうど明日6月14日から30日まで、この「深いところ2」という作品の生みの親である木彫アーティスト手嶋大輔氏の初の個展が開催されるとのこと。初日は作家を招いてのオープニングパーティーもあり、新作やドローイングを含めた約40点が一堂に並びます。私も縁あって、金土日とお世話になることになった当ギャラリー。日本ではまだ少ない国内外の現代アート作品を主に独自の審美眼で企画展示するギャラリーで、世界へ羽ばたく優れた若手作家の発掘・発信基地としても誕生しました。その母体はこの道50年、東洋古美術・茶道具・近代工芸(木工、陶磁器など)・現代美術まで扱う平寛堂。「唯一無二のものの素晴らしさ、大切さ、芸術性」、それほど馴染みのなかったコンテンポラリーアートを通してそんなことを心が再び感じはじめました。そして、好きなだけではなく、自分の傍に置いてこそ、そのものの真の鑑賞者であるということを、教えられました。皆さんももっと自由に身近にアートを普段の暮らしに取り込んでみてはいかがでしょう?これからは「奥行きのある贈り物」を探し、ここでもご紹介してゆきたいと思うようになりました。
http://www.heis-g.com
<「深いところ2」>
6月
2013
究極のインナー寝具「とろけるふとん」
まるで「雲の中で寝ているみたい」という感動の寝心地を体験できる、布団の常識を全く変えてくれる、この「とろけるふとん」に使用されている中わたは、極上のやわらかさを持つプラチナシルク。家蚕繭(屋内で育てられた繭)を繊維状に伸ばし、4人がかりの手作業で引っ張ったものを、何十層にも重ねたシルク真綿を使用。その中わたは、つやつや光る美しい光沢を持ち、触れているのが分からないくらいのやわらかさを実現。空気を含んで暖かく、しかも通気性がよくてムレない理想的な素材です。 ふわふわのこのプラチナシルクを活かすために、側生地にもこだわり、探して、探して……たどり着いたのが、赤ちゃんの肌着に使われる無撚糸コットンのエアーニットガーゼ。この生地は、糸をほとんど撚りのない状態まで戻して編まれたもの。低刺激でなめらかな肌触り。吸湿性も抜群で伸び縮みしてやわらかく、プラチナシルクの魅力を損なうことがありません。
世界中の寝具に触れてきた開発者が、これほどやわらかい布団はないと自信を持って言える、このやわらかさに、プロである寝具業界の人でさえ目を丸くし、検査機関の人も「これが本当に布団ですか?」と感想を漏らしたほど。妥協せず2年半を費やし、究極のやわらかさを体感できるこの「とろけるふとん」を作り上げることに成功。 シングルで家蚕繭を約1,600個、ダブルで家蚕繭を約2,000個使用した贅沢なプラチナシルクの肌掛け布団。約20層重ねのプラチナシルクのこの中わたと無撚糸コットンのエアーニットガーゼという、ふたつの素材の組み合わせが、まさに「とろける」寝心地を生み出しました。やわらかな使い心地と極上の肌触り、しかも、たった指一本で持てる軽さ。専用の「とろけるカバー」と一緒に、展示会で見かける度に欲しいな~と思っていて、今一番自分が贈られたいものです。
<プラチナシルクのとろけるふとん【肌掛けふとん】 シングル(140×200cm)50,000円(購入時税抜価格)>
7月
2012
今コレが欲しい!うるしの丸小箱
うるしのアクセサリーケースといえば、女性誌などでお馴染みの、宮内庁御用達 漆器 山田平安堂さんのものが浮かぶのではないでしょうか?素敵なものは、いくつもあるのですが、今欲しいのは、やはり蝶々好きで、しかも枝垂れる花の好きな私としては、よくぞ描いてくれました!と手に取って頬ずりしたくなるような、この丸小箱に心惹かれてしまいます。藤と桜と牡丹と戯れる蝶が美しく、つるんと丸くて綺麗な手のひらサイズの小箱。日本女性はもちろん、海外の方への贈り物としても大変喜ばれそうです。日本に存在する麗しい風景を、もっと生活の中で愉しんでいただきたいと、伝統工芸である蒔絵の手法で、漆器の世界へ描き込んだ、いかにも平安堂さんらしい華やかさのある和小物です。香合やピルケースとしてもお使いいただけます。大切なものを入れて、いつも傍に置いて眺めて過ごしたいですね。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/heiando/mbox-cho.html?ccode=ofv&pos=5&model=
2月
2012