金平糖それは星のかたちの希望の贈り物

1847年創業から、京都・百万遍の地で初代から培って来た金平糖づくりの伝統と一子相伝の技を守り続けて170年。その日本で唯一つの金平糖専門店「緑寿庵清水」の初の直営店が東京に進出オープンしたのが2017年12月。「銀座 緑寿庵清水」は京都本店よりも更に伝統と革新を融合させ、扱う金平糖は全て銀座店のみのオリジナルで約25種類ものラインナップが揃うとのこと。昨年末には1周年を迎え、商品は周到なリニューアルを重ねそのフレーバーの魅力は一段と磨きがかかっていました。なかでも今、新しくお目見えした「ロイヤルミルクティーの金平糖」の立ち上る香りと風味が素晴らしく購入することに。せっかくですから、他にも気になるものを数点いただき、完売していた「桜もち金平糖」は来年のために予約して帰りました。上品で日持ちもし、パッケージもそれぞれに工夫されており、目上の方へはもちろん、どなたにも安心して贈られる、やはり老舗の逸品だと再確認しました。
そもそも長い時間と愛情をかけて丁寧に作り上げられる金平糖は、古来より皇室ではボンボニエール(銀や陶磁製の蓋物)に入れ御引き出物として重宝されて来た歴史もあり、御結婚や慶事のお祝いの贈り物には大変ふさわしいお菓子です。
http://www.konpeito.co.jp/blog/ginza/

11
4月
2019

待ちに待った「お菓子のおせち」

以前から1度オーダーしてみたいと思っていたHIGASHIYAさんの「お菓子のおせち」。昨年、大晦日にいよいよ届き、目出度く2019年の新年を迎えました。何かと好き嫌いの多い私なので、お菓子だったら、お節も全部残さずいただけそうで。ただ、やはり十二分な贅沢な量ですから、無類の甘党とは言えひとりで平らげるには当然ながらもったいなく、お友達にお裾分けして、一緒に味わっていただきました。仕上げの蜜や寒天、白羊羹の使い方が独特で面白いと思いました。どれもオリジナルの美味しさに富んでいますが、金柑のフレッシュさに、抹茶餡とレーズン、黒糖焼酎のマッチングに驚きを、また田作りに見立てた味噌をからめた甘辛胡桃が特に印象的でした。「めでたいことを重ねる」という願いを込めた十二段の菓子、ゆっくり3日まで堪能したいと思います。期間限定なので、今年も暮れの12月中頃までの予約が必要になります。

01
1月
2019

10点満点のこだわりミカンジュース

かんきつ王国の愛媛から銀座へ、そして世界へ。10TENに私が初めて出会ったのは、昨年オープンした銀座シックスの地下2階の店舗で。オレンジ色のジュース、ジャム、ゼリー、ドライフルーツなどなど、それらが整然と並ぶ姿は圧巻でした。そして、オレンジ、みかんジュースと言ってもこんなにも素材の柑橘に種類があるのかと驚きました。しかも、飲み比べ出来るギフトセットも充実していて誰もが嬉しい贈り物にピッタリだと感じました。中でもこのセットがお値段もリーズナブルで、雑誌などにもイチ押しとしてご紹介しましたが、私自身も取り寄せて3種楽しく飲み比べてみました。面白いほどに味の違いもわかり、王道の美味しい温州みかん以外にも、ぜひトライしていただきたいなと思いました。他に、かんきつピールを絶妙なバランスでブレンドしたフレーバーコーヒーなどもあり、オフィスへのご挨拶や差し入れにも喜ばれそうです。見た目も可愛いみかんのコンポートやはちみつ、販売開始されたかんきつジェラートも興味津々。
http://10-factory.com
<こだわりみかんジュース3種飲み比べセット 200ml×3本(3種) 2,340円(税込)>

28
1月
2018

両手で抱える玉子焼き?!

私はつい4、5年前にその存在を知ったのですが、この大きな玉子焼きはたいへん由緒あるもので、時は王子が遊山行楽の地として王子稲荷参詣や滝浴みなどに賑わっていた江戸時代にまで遡ります。音無川付近には料亭が軒を連ねていたそうで、その中でも特に美味しいと評判で、当時の料理屋番付にも上がっていたのが料亭「扇屋」。古典落語の「王子の狐」の舞台にもなっており、蜀山人の歌や随筆にも登場するほどの盛況ぶりだったようです。これが、その扇屋名物「釜焼玉子」、料理屋のお土産物の始まりとも言われている立派な折詰の玉子焼きなんです。卵16個を使い、8人前ほどの量があります。開国後、外国人から習った調理法を応用し、溶き卵を注いだ鍋の上に鉄板で蓋をし、炭火を乗せ、下からの火とともに蒸し上げられています。一子相伝の技術は料亭なき後も当時のまま15代目・早船武利ご主人が屋号とともに守り続けていらっしゃいます。お正月に皆さんでいかがでしょう。

<釜焼玉子(要確認/要予約)>

30
12月
2010