久しぶりに大きめの本を一冊買いました。本屋とカフェを見ればその街の文化がわかると聞いたように記憶してますが、最近街から本屋がなくなりつつあるのは悲しい限りです。その本屋が唯一無二の個性的な本屋であったならばなおのこと。数十年前から深夜通っていた青山ブックセンターの六本木店が昨年惜しまれつつ閉店したものの、その跡地である同じ場所に新しいスタイルの、まさに文化を喫する「文喫」が誕生し、再び本と出会うための扉が開かれました。国内外の文学、哲学、心理学、科学、歴史、社会、宗教、音楽、映画、写真、建築、デザイン、アート、ファッション、趣味&実用、ビジネス、コミックまで約3万冊収蔵し、そのすべてが閲覧購入可能という嬉しさ。エントランス部分では興味深い企画展も行われ、約90種類の雑誌のコーナーへと続く。階段上のスペースは入場料の税別1,500円(平日夜は1,000円)を払えばほぼ1日中大好きな本の世界に没頭でき、おかわり自由の珈琲・煎茶ももれなく付いて来ます。また有料で軽食やスイーツ、ジュース、アルコールの用意もあり至れり尽くせり。閲覧室の机と椅子は座り心地も良く格別。好きな本に好きなだけ時間を忘れて浸れる夢のような空間が広がっています。
「もらってうれしい本ランキング」では、1位が「自分が欲しい本・好きなジャンルの本」、2位が「絵本・写真集・詩集・装丁のきれいな本」、3位が「自分では買わないような本」とのこと、贈り物にふさわしい素敵な本をあなたも文喫で探してみませんか?
綺麗な本屋の本
6月
2019
美味し、麗し、薔薇のりんごタルト
長野県は安曇野にあるapple & rosesのアップル&ローゼスタルトSをお取り寄せしてみました!素材の信州育ちのりんごは3種とも契約栽培された特秀ランク。まず淡い色合いの「ピンクレディ」のものを、そしてこの10月15日から今期分販売スタートした待ちに待った鮮やかな赤色が美しい「紅玉」のものをオーダー。次は、焼き色ベージュの「ふじ」のタルトにもぜひトライしたいと思います。そして、いつか直径18cmの魅惑のブーケを贈りたいですし贈られたいと切に感じますね。シーズン毎に旬のりんごをいただける幸せ、新鮮な食感のまま届けられる美味しさ、リピーターが多いのも大いに納得。とにかく本当に綺麗で美味しい!ほとんどのお祝いやお礼、ご挨拶にきっと喜ばれる品だと思いました。賞や評判と必ずしも一致しないものが多い昨今、間違いなくお薦めできる一級品でした。
http://apple-roses.com/
10月
2018
心踊る可愛いアイスケーキ
チーズケーキで有名なルタオのアイス部門と言えるGLACIEL(グラッシェル)、もうご存知ですよね?アイスクリームをベースとしたスイーツ=アントルメグラッセの専門店。東京・表参道にあるお店はいつも道路まであふれる熱烈なファンが行列しています。クリスマス仕様のケーキは早くも完売の人気!but 通常のタイプでも充分特別感があるので、いろんなパーティやお祝いにピッタリ!
私が一番好きなのは、この色とりどりのフルーツ風船みたいなバルーンドフリュイ!!温かいお部屋で仲良しさんと楽しく賑やかに召し上がっていただきたいですね。
他にも、ピスタチオやイチゴのものや可愛いてんとう虫の形をしたものもあり、選んで見ていても笑顔になります。贈る方やシーンに合わせて選べるのも嬉しいですねっ。
https://www.letao.jp/products/list.php?category_id=30
12月
2016
蝶々のマグカップ、もう買えないのかなぁ
再上京して身の回りも落ち着かないままモロモロの仕事に振り回され、このシステムのセキュリティ強化に本人でありながら貴重な気分の乗った書けるタイミングには数回もシャットアウトされ、完全にめげて更新を断念し、ゆっくりこのブログに向かえる時間があればなーと思いつつ、あっという間に5ヶ月も経ってしまいました。
そして、5月のアイテムとしてUPしようと思っていた、この久し振りに出会えたと思えた素敵なマグカップと紅茶のセットでしたが、やはり、その間に売り切れてしまいました。再入荷はないのかなー時々サイトを訪れているのですが動きはないようで。問い合わせればいいのかなー。モンシロ蝶のも紅茶セットのものは残りあと1個のようですが、確か青いモルフォ蝶のものが最初に完売して。次はこのアオスジアゲハかキアゲハで釉薬ありの方が人気で、やっぱり、見つけた時に手に入れておかないと遠くへ飛んで行ってしまうんですねー。新しい九谷焼のスタイル、カップにセットした時に蝶がとまったように見えるティーバッグの姿も美しく、白のパッケージBOXもかなり素敵だったんですけどね〜。あまりに残念だったので、ここにUPしちゃいましたー。(以下の公式オンラインストアで後日購入できましたっ!!)
http://www.hanasaka-kutani.jp/
9月
2016
可愛く深いとぼけた賢さ
フランスで子ども向けの哲学絵本として誕生した「はじめての哲学」シリーズ。日本ではむしろ大人向けとして、この2冊が最初に同時刊行されました。すでに数々の賞を受賞し、世界19カ国で翻訳出版されています。哲学博士で教育者のオスカー・ブルニフィエの文とジャック・デプレのつぶらな瞳の不思議なCGイラストが、まっすぐに脳と心に語りかけて来るようです。日本では『小さな王子―新約 星の王子さま』の翻訳者である藤田尊潮の繊細で美しい言葉が添えられています。パリで起きた悲しい事件の後だからこそ、また扉を開きたくなりました。違った考えがあることを認めること、正義や幸せの形も一つでないことを改めて考えさせられます。このシリーズを手がけられた編集者の方のインタビューもサイトで紹介されていますのでご一読されてはと思います。起こるべくして起きたのなら、今一番必要なことは立ち止まって”考える”ことが誰にも同様に科せられているということなのでは?哲学絵本、今こそ贈りたいと感じました。
http://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=82543
http://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=82544
http://www.ehonnavi.net/specialcontents/interview/20120531/
<はじめての哲学「愛すること」「生きる意味」世界文化社>
11月
2015
高貴な馥郁たる香りに包まれて
私がこの雅な「久邇(くに)香水」に出逢ったのは約7年前、京都の祇園四条にある、かづら清老舗においてでしたが、前皇太后陛下の兄君、久邇朝融王(くにあさあきらおう)のご創作によるこの久邇香水は、最高級のジャスミンの香りで、昭和26年(1951年)より旧宮家の方々を中心に愛用され育まれてまいりました。と説明されるやんごとなき香りの逸品。
また立派な箱内に添えられた栞にも、高貴で優雅な秘められた香りを、貴方の香りとして、又、贈り物として、ご愛用賜りますようお願い申し上げます。と美しい言葉で書かれています。
何か昨今はすさんだような、少々気の滅入るような事象が耳目に触れることが多い中、束の間ですがこのわずか一滴の香水と言葉に心まで洗われるような気持ちがしました。柔らかく豊かな香りのジャスミンとさりげない優しさを感じるローズの香り。やはり、ばらの香りはストレスを和らげるとともに気分を落ち着かせ、体調バランスを整える効能もあるのだそうです。クラシックな小瓶の佇まいがなんとも好ましく、枕元に置いたりバッグに忍ばせて目に留まる度に微笑みたくなる、西洋とは違う東洋の、まさに日本らしい気品あるお行儀のよい香薬だなぁと再び思い入りました。
ごく最近この製品をオンラインで手に入れられることを知り、嬉しくて早速オーダーした次第です。上品な安らぎを感じられたり、清浄に心を整えられる香水を求めている方におすすめです。
http://www.kuni-jp.com/kousui.shtml
<久邇香水 ジャスミン/ローズ (各10ml) 5,500円>
10月
2015
imprestionのチョコツリー
早くも買って来ました!これは2014クリスマス限定のimprestion(アンプレスィオン)のサパン ド ノエル、そうチョコレートの樅の木です。マンディアンを重ねた頂にトリュフが輝いています。そもそもマンディアンの由来は托鉢修道僧が着ていた4つの会の衣の色をナッツやフルーツで表したのが始まりだとか。また、小代智紀Tomonori Shodaiパティシエの自然派調理哲学に基づいて選りすぐられた素材、とりわけ日本産果実とフェアトレード・オーガニックのカカオ豆から生まれるショコラとの融合の素晴らしさは、難しいことがわからない私たちにも、ただ口にするだけでその夢見心地な美味しさによって教えられます。味の密度もさることながら、見た目の美しさ可愛らしさ、そして今らしいサイズ感もまさにジャストです。長く修行されその時々の仕事も確立され、満を持して2012年の6月に自身のブランドを創り出されたということがお菓子ひとつひとつに見事に現れていて感心するばかりです。遅まきながら、私も帰省してはじめて地元のNo.1を知りました。今年のクリスマスに一押しです。
11月
2014
自分にお土産は黒革の手袋
ART ELYSEES 2014というアートフェアに日本から初めて参加出展したHEIS GALLERYのお手伝いで10月23日から1週間ほどパリに滞在し、ほとんどの時間はシャンゼリゼの特設会場であるパビリオン内のブースに立っていたので最終日翌日の半日くらいが自由な時間でしたが、おととし3ヶ月滞在した時から気になっていたMaison Fabreの手袋だけは、どうしても手に入れたかったのでお馴染みボンマルシェへ駆け込みGETしました。気の早いフランス、もうノエル仕様の紙袋になっていました。橋で有名なフランス南部アヴェロン県のミヨーで1924年に創業した手袋専門店Maison Fabre。モード雑誌や映画の小道具としても多く登場しているので、きっと皆さんの目にも触れていることと思います。
私はクリスマスと誕生日が一緒なのですが、革手袋は冬の贈り物の定番。海外では日本未上陸の老舗のアイテムを探して大切な方へ贈りたいですね。
https://www.maisonfabre.com/en/
<Maison Fabre 135€(購入時)>
10月
2014
偶然をいきる孔雀
薄闇に一点、ひと筋のスポットライトに浮かび上がる、この羽ドレスを纏った貴婦人のような孔雀―その振り返る姿の美しさに溜息がこぼれました。エナメルを垂らしながら描かれる100%制御できない偶然性から生まれる線を生かしつつ、鮮やかなアクリルで彩られる”偶然をいきるものたち”。それは、若き画家、今井龍満の手により活き活きとキャンバスの上に新たな生を受け、観る者へみなぎるエネルギーの波動を送って来ます。あるものは気高く、あるものは親しげに、私たちの目の前に現れ、愛嬌のある表情や素振りでそれぞれに語りかけてくれます。彼の作品は人をひと目惚れさせる魅力があります。それは、私がここで語るほど野暮なくらい、一見すれば大人も子供も男性女性、何の隔てもなく、どなたでも一瞬にしてわかります。その素晴らしさ、多くの人に直に体感して欲しいですね。今年最後を締めくくる今井龍満の個展は12月26日まで、現在、福岡・赤坂けやき通り沿いのHEIS GALLERY(ヘイズギャラリー)にて好評開催中。クリスマス、あなたのお気に入りの一枚に出逢えるかも。
http://www.heis-g.com
12月
2013
心躍るガラスのクリスマスオーナメント
家庭画報の誌面や帝国ホテルまた都内有名百貨店などにおいて空間装飾や内装デザインなどインテリア・ディスプレイからテーブル・コーディネート、ギフトのラッピングまで手がけ、高く貫かれた審美眼で世界中から選りすぐられたものとオリジナル家具などを20年以上提供し続けている
PUFF COLLECTION(パフコレクション)。その他とは一線を画す優雅さや豊かな暮らしに裏打ちされたゆるぎない世界観は甘露寺芳子さんならでは。どなたも、見かけては素敵~と眺め、憧れたことがあるのではないでしょうか?トータルでのコーディネーションの難しさは、やはり経験に因るところが大きいからだと私は思います。部分的に取り入れられたとしても、それを全体的に暮らしごとデザインできるセンスというものは、ごく選ばれた人にしか存在し得ない、想像以上にかけ離れた洗練性だと思います。外国製のガラスのオーナメントを初めて見た時の美しさに驚いたものですが、すぐにでも割れそうで、儚いからこそ綺麗で、惜しげもなくツリーにそれらが飾られていて、、、年を重ねて、何に正しく比重を置かなければいけないのか、この、とびきり美しいオーナメントを見て思う感覚を失わないようにしたいなとつくづく思うのでした。今年のクリスマスも素敵に輝いていることでしょう、その「大人の宝石箱」と言われる初台のショップを皆さんもどうぞ、訪れてみて下さい。
CHRISTMAS
11月
2013